映画に感謝を捧ぐ! 「ナッシュビル」
映画感謝人GHMです。
今回はロバート・アルトマン監督の「ナッシュビル」に
感謝を捧げようと思います。
選挙イベントにかかわる人々の運命を描いた本作は
時代の空気を2時間40分に凝縮した強豪作であります。
70年代のアメリカ社会を覆う熱気と混沌を
カントリー・ミュージックの調べと共に描くという試みを
絶妙のバランス感覚と音楽センスで成し遂げたスタッフ陣の技術力と精神力は
私に「アメリカ精神の光と闇」と「音楽と物語が最高の相性で結ばれる光景」を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(アメリカ精神に対する賛美と批判が入り交じったかのような終幕も印象的です。)
まさに、70年代のアメリカを詰め込んだ「タイムカプセル映画」と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
音楽映画・人間模様・社会風刺が一体となった本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。