映画に感謝を捧ぐ！ 「レッドロック 裏切りの銃弾」

　　映画感謝人ＧＨＭです。

　今回はジョン・ダール監督の「レッドロック　裏切りの銃弾」に

　感謝を捧げようと思います。

　仕事を求めてワイオミングへやってきた男に降りかかる

　災難を描いた本作は

　陰謀と喜劇性が交錯する奇妙な作品であります。

　善良だが主体性に乏しい男が

　状況に流され続けることによって

　「度胸と知略を兼ね備えたタフガイ」となっていく姿を

　バイオレンスとユーモアのバランス感覚を保ちながら描いていく姿は

　私にサクセス・ストーリー特有の爽快感と

　巻き込まれサスペンス特有のスリル＆驚きを同時体験する機会をもたらしました。

　（Ｄ・ホッパー＆Ｊ・Ｔ・ウォルシュの悪役コンビが放つ凶暴性と道化性が

　作品の味わいを高めている点も見逃せません。）

　まさに「柳に風」精神あふれる犯罪サスペンス映画であると言えるでしょう。

　犯罪サスペンスの空気と西部劇の空気を共有する本作と

　生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を！！！。