映画に感謝を捧ぐ! 「リダクテッド 真実の価値」
映画感謝人GHMです。
今回はブライアン・デ・パルマ監督の「リダクテッド 真実の価値」に
感謝を捧げようと思います。
2006年のイラク情勢をもとにして作られた本作は
テクニックと怒れる魂が一体となって生まれたであります。
紛争地帯に生きる兵士たちの「心身ともに危険な日常」が生んだ
「理性なき正義心」による悲劇を
映像表現・映像媒体の限りを尽くして描こうという試みは
私に「独善的外交と相互理解不在」がもたらす悲劇と
「我々とは異なる理によって動く世界」の存在を示しました。
まさに「疑似実録映画」であると言えるでしょう。
「模倣技の名手」B・デ・パルマ監督が
映像技と想像力の限りを尽くして「米国外交・米軍の偽善」をえぐり出す姿に
圧倒される本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。