映画に感謝を捧ぐ! 「バグダッドの盗賊(1940年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はルドウィッヒ・ベルガー&マイケル・パウエル&ティム・フェーラン監督の
「バグダッドの盗賊(1940年版)」に感謝を捧げようと思います。
配下の裏切りによって国を追われた国王と
盗賊の冒険を描いた本作は
おとぎ話の楽しさを見事に再現した冒険映画であります。
単純明快にして豪快なストーリー
(論理性重視のストーリーにはないエネルギッシュな味わいに満ちております。)
特撮感覚あふれる小道具・特殊効果の数々
おとぎ話の王道に即した人物像
異世界風味に彩られたバグダッド描写&音楽が一堂に会する光景は
私に「ファンタジー本来の魅力」と「王道的展開の醍醐味」を
再認識する機会をもたらしました。
(幻想的な物語の中に
現実の外交・政治につながる要素が秘められている点も見逃せません。)
まさに「空想冒険活劇の教科書」と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
映画に対する「無粋な突っ込み」のない時代の空気と
権力に対する「信頼と不信感の入り交じった感情」を体現する本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。