映画に感謝を捧ぐ! 「愛と青春の旅だち」

 映画感謝人GHMです。

 今回はテイラー・ハックフォード監督の「愛と青春の旅だち」に

 感謝を捧げようと思います。

 海軍士官学校に入学した若者たちの運命を描いた本作は

 発想と表現の妙を堪能できる作品であります。

 軍隊を舞台としながら「戦争」ではなく「人生」を描くという発想と

 サクセス・ストーリーとロマンスをバランスよく盛り上げていく音楽・映像表現が

 融合することによって生じる「映画的化学反応」は

 私に「青春映画の醍醐味」と「80年代アメリカの空気」を同時体験する時間をもたらしました。

 (「日本語的センス」あふれる邦題が

 

 作品の味わいを高めている点も見逃せません。)

 まさに「平時における軍隊」の一形態を世に示した作品であると言えるでしょう。

 「品行方正」とは言い難いキャラクターと

 肉体的現実感のある訓練シーンが

 コミック的なストーリー展開に説得力を与えている点に 

 驚きと感動を禁じ得ない本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。