映画に感謝を捧ぐ! 「イングロリアス・バスターズ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はクエンティン・タランティーノ監督の「イングロリアス・バスターズ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 

 1976年の映画「地獄のバスターズ」をもとにして作られた本作は

 趣味人監督Q・タランティーノの持ち味が冴え渡る歴史ファンタジーであります。

 連合国系戦争映画の王道「ナチス打倒作戦」を

 イタリア流西部劇・犯罪映画・スパイ映画を融合させた表現法で描くという

 大胆不敵な挑戦は

 私に「いかなる肩書き・大義名分があろうとも暴力は

 醜く残酷な物である。」事を目の当たりにする機会をもたらしました。

 (敵将に扮したC・ヴァルツの「壮絶なる七変化ぶり」と各所に仕掛けられた小ネタの数々が

 作品の味わいを高めている点も見逃せません。)

 まさに「バイオレンス系架空戦記」の雄と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。

 凶暴なる暴力描写・「複数の勢力が一堂に会する」事によって生じるスリル

 壮絶なる会話の嵐が「戦争と暴力の悪」を写し出す本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。