映画に感謝を捧ぐ! 「フラッド」
映画感謝人GHMです。
今回はミカエル・ソロモン監督の「フラッド」に
感謝を捧げようと思います。
大雨の夜に立ち往生した現金輸送車を巡る戦いを描いた本作は
意地悪なユーモアに包まれた自然災害映画であります。
大洪水の危機が迫っているにもかかわらず金銭に執着する人間たちの姿を
パニック映画と犯罪映画のスタイルを融合させて描くという試みは
私に「人間の頭脳」が持つ可能性と滑稽さを目の当たりにする機会をもたらしました。
まさに「風刺精神あふれるパニック・アクション映画」と
呼びたくなる作品であるといえるでしょう。
自然災害を犯罪映画の舞台にするという大胆不敵な発想と
水と爆発を駆使したアクション・シーンが冴え渡る本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。