映画に感謝を捧ぐ! 「勝利への脱出」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・ヒューストン監督の「勝利への脱出」に

 感謝を捧げようと思います。

 連合軍捕虜とドイツ軍によるサッカー対決の行方を描いた本作は

 豪快にして和やかな雰囲気を持った、異色の戦争映画であります。

 戦争・策略に彩られた情勢のなかで「スポーツマン精神」を貫く男たちの姿を

 青春映画と脱走映画を融合させたかのようなスタイルで描くという試みは

 私に「スポーツの偉大さ」と「戦争の空しさ」を痛感する時間をもたらしました。

 (M・ケインのクールな佇まい&S・スタローンの素朴な雰囲気が

 作品のユーモア性・メッセージ性を高めている点も見逃せません。)

 まさに「第2次大戦期を舞台にしたおとぎ話」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 「スポーツは戦争に勝る」という信念に貫かれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。