映画に感謝を捧ぐ! 「フィースト」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・ギャラガー監督の「フィースト」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 谷間の酒場に襲いかかるモンスターとの死闘を描いた本作は

 軽量ホラー映画らしからぬ「重み」を感じさせる作品であります。

 西部劇風の舞台・バイオレンス映画風のキャラクター

 TVゲーム的な人物紹介・ホラー風味全開の残酷描写&モンスター

 戦争アクション流の戦闘シーンが

 一堂に会する光景は

 私に「アメリカ型大衆娯楽の伝統」を体感する時間をもたらしました。

 (病的なまでの疾走感と悪趣味性を誇る映像・勢い任せ&見せ場重視によって

 ある種の「不条理喜劇性」を生み出したストーリーが

 極限状態における人間の弱さ・人命の軽さを示している点も見逃せません。)

 まさに「軽量映画らしからぬ重厚感を持った」ホラー映画であると言えるでしょう。

 

 娯楽の歴史とコミック&ゲーム感覚が融合した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。