映画に感謝を捧ぐ! 「蛇拳」

 映画感謝人GHMです。

 今回はユエン・ウーピン監督の「蛇拳」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 中国武術鷹爪拳」と「蛇形拳」の抗争に

 巻き込まれた青年の運命を描いた本作は

 素朴な外見の中に「奥深さ」を宿す格闘技映画の雄でであります。

 論理性よりも「アクションの見せ場」を重視したストーリーの醍醐味

 (「見せるべきポイント」を的確に定める潔さに感動しました!)

 身体能力・娯楽的映像技・絵画的センスを兼ね備えたアクション・シーン

 (驚異的な体技で「笑い所」を作り出すという発想の妙も見逃せません。)

 

 J・チェン特有の「敵の強さを引き立てながら

 自分の個性を発揮する体技」

 (「魅力ある敵の存在がアクション映画の魅力を高める」ことを

 身体を張って証明していると言えるでしょう!!。)

 過剰なまでの勢いで盛り上げる音楽が一堂に会する光景は

 

 私に「王道系物語ならではの楽しさ」・「芸術的映像を堪能する快感」を

 同時体験する時間をもたらしました。

 (青春映画風味とユーモアを兼ね備えた「鍛錬シーン」の楽しさも見逃せません。)

 まさに「アクション映画界の道しるべ」と呼ぶにふさわしい作品であると言えるでしょう。

 

 80年代以降のアメリカ映画に通じる「アクション映画に笑い所を入れる」発想と

 現実感とコミック的面白さをバランスよく配合したアクション・シーンが冴え渡る本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。