映画に感謝を捧ぐ! 「デッド・メアリー 鮮血浴」

 映画感謝人GHMです。

 今回はロバート・ウィルソン監督の「デッド・メアリー 鮮血浴」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 山奥で同窓会を開いた男女に襲いかかる恐怖を描いた本作は

 ある種の「危うさ」に満ちた作品であります。

 群像劇・ホラー映画・極限心理サスペンスの間を彷徨うかのような物語を

 緩やかな速度で進行させていくという大胆極まる挑戦は

 私に「映画における適正速度・方向性維持」の難しさと大切さを目の当たりにする機会を

 もたらしました。

 まさに「綱渡り映画」の称号にふさわしい作品であると言えるでしょう。

 外見以上の「映画的教訓」を秘めた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。