映画に感謝を捧ぐ! 「ブレックファスト・クラブ」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョン・ヒューズ監督の「ブレックファスト・クラブ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 補習授業に呼ばれた高校生5人の交流を描いた本作は

 外見以上のスケール感と文学性を持った作品であります。

 図書館で展開される男女による「会話のアクション」が

 人生・社会の真実に迫る旅となっていく光景を

 娯楽性を喪失することなく描くという難問に挑む人々の勇姿は

 私に「言葉」の偉大さと「表面的イメージで人間を区分けする」ことの

 恐ろしさを再認識する時間をもたらしました。

 (組織における「異端」の効能を示す作品となっている点も見逃せません。)

 まさに「空間的制約が精神・思考の幅を広げていく」ことを象徴する

 青春映画であるといえるでしょう。

 「子供は大人社会を映す鏡」であることを

 説教臭を感じさせることなく描ききった本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。