映画に感謝を捧ぐ! 「わたしは目撃者」
映画感謝人GHMです。
今回はダリオ・アルジェント監督の「わたしは目撃者」に
感謝を捧げようと思います。
染色体研究所で発生した怪事件の真相に迫る
男たちの運命を描いた本作は
怪しげな空気が全編を支配するサスペンス映画であります。
「素人探偵映画」の王道に沿って進行するストーリーを
ホラー&ポルノ的描写の限りを尽くして補強することによって
妖気漂う作品へと進化させるという試みは
私に「サスペンスとホラーの共通点」・「犯罪を覗き見る醍醐味」を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(さりげなく「DNA時代」を先取りしている点や
サスペンス映画史上まれに見る「意地悪な終幕」を迎える点も見逃せません。)
まさに「心中に潜む原始的欲求を呼び覚ます作品」であると
言えるでしょう。
娯楽的欲求に忠実であろうとする精神と映像技が
一体となった本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。