映画に感謝を捧ぐ! 「チキ・チキ・バン・バン」

 映画感謝人GHMです。

 今回はケン・ヒューズ監督の「チキ・チキ・バン・バン」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 イアン・フレミングの同名児童書をもとにして作られた本作は

 ミュージカル性とコミック性が融合したミュージカル映画であります。

 ミュージカル映画の伝統的スタイルに

 童話的なキャラクター&メカニック

 ファンタジー風味のストーリーを加えることによって

 「冒険活劇入りミュージカル」を生み出したスタッフ・キャスト陣の技術力と遊び心は

 

 私に「素朴な夢とユーモアに満ちた時間」をもたらしました。

 (昨今のCG満載映像とは異なる「明朗なる特撮」を堪能させてくれる点も見逃せません。)

 まさに「秘めたる子供心を刺激する爽快作」と呼ぶべき作品であると言えるでしょう。

 陰性の空気に満ちあふれた1960年代後半の映画界において

 「浮き世の憂さを洗い流す」娯楽映画の精神を貫こうとする精神に心打たれる本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。