映画に感謝を捧ぐ! 「ダブル・テイク(2001年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はジョージ・ギャロ監督の「ダブル・テイク(2001年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 麻薬組織と捜査機関の争いに巻き込まれた

 エリート銀行員の運命を描いた本作は

 約88分の中に「娯楽映画を形成する要素」を詰め込んだ怪作であります。

 刑事アクション・巻き込まれサスペンス・ドタバタ喜劇

 道中劇・風刺劇の要素を一本の映画に詰め込もうという

 大胆極まる挑戦は

 私に「複数の映画をひとまとめにして鑑賞する感覚」をもたらしました。

 (戦争映画のパロディで幕を閉じるという「作劇的どんでん返し」見逃せません。)

 まさに「闇鍋映画」の極限形態を示した作品であると言えるでしょう。

 各種王道要素を所かまわず挿入しまくる事によって生じる「混乱」が

 時間と共に微笑ましさとスリルにつながっていく本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。