映画に感謝を捧ぐ! 「汚れなき悪戯」

映画感謝人GHMです。

 今回はラディスラオ・バボダ監督の「汚れなき悪戯」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

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 ホセ・マリーア・サンチェス・シルバの同名小説を

 彼自身の脚色によって映画化した本作は

格調高さと意地悪さを兼ね備えた家族劇であります。

 善良且つ閉鎖的な環境で育てられた主人公の数奇な運命を

 宗教映画・ミュージカル・ホームドラマ・サスペンスを融合させたかのような

 演出法で描くという繊細にして実験的な試みは

 私に「よりよい家庭環境を形成することの難しさ」と

 「善人であることと賢明な判断をすることがイコールではない」と言うことを

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (悪役的に描かれている人物の言動に一定の正当性を持たせることによって

 善悪の二元化を防いでいるも見逃せません。)

 まさに「不条理文学系映画」の静かなる強豪と呼ぶべき作品であるといえるでしょう。 

おとぎ話のような素朴さと異常心理映画のような残酷さが共存する本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。