映画に感謝を捧ぐ! 「スタア誕生(1937年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はウィリアム・A・ウェルマン監督の「スタア誕生(1937年版)」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 映画スターを夢見る女性の数奇な運命を描いた本作は

 幻想的な美しさと人生の苦味を合わせ持つ女性映画であります。

 サクセス・ストーリーの王道と「成功の代償」・「映画界の内幕」を

 融合させることによって生を受けたストーリーと

 ハリウッド的華やかさに満ちあふれた映像&キャラクターが一体となって

 「映画に魅了された人々の持つ輝きと呪い」を写し出す光景は 

 私に「ファンタジー性と現実感が共存可能である」ことを示してくれました。

 まさに「ショー・ビジネス系栄枯盛衰劇」の教科書と呼ぶにふさわしい

 作品であると言えるでしょう。

 サクセス・ストーリーの爽快感と人生訓の厳しさがバランス良く配合された本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。