映画に感謝を捧ぐ! 「スパイダーマン(2002年版)」

 映画感謝人GHMです。

 今回はサム・ライミ監督の「スパイダーマン(2002年版)」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 マーベル・コミックの同名ヒーローをもとにして作られた

 実写映画シリーズの幕開けとなった本作は

 硬軟合わせ持つコミック・ムービー界の強豪作であります。

 コミック・ムービー・青春映画・家族劇の王道要素をバランス良く配合しながら

 「ヒーロー&モンスターの誕生と苦悩」を描ききったストーリー

 アニメーション風味とホラー風味を兼ね備えたアクション・シーンの数々

 (単なるCGショーに走らず、ヒーロー&敵役の個性を生かした

 表現法となっている点が印象的です。)

 漫画的でありながらも親近感のあるキャラクター

 爽快感と妖しさに満ちた音楽が一堂に会する光景は

 私に、コミック・ムービーにおける「ヒーロー&敵役作り」の重要性

 「名場面に至る過程こそが感動の種子となる」という作劇的真理

 勧善懲悪の爽快感と哀愁が共存可能であることを示してくれました。

 (「ヒーローが社会に与える影響」を多角的に描くことによって

 作品の説得力を高めている点も見逃せません。)

 まさに、外見以上の深みを持った「地域限定型ヒーロー映画の雄」であると言えるでしょう。

 ホラー出身のS・ライミ監督ならではの映像技・ヒーロー映画の伝統

 

 2000年代の気風&映像テクノロジーが融合することによって

 コミック・ムービーの新次元を切り開いた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。