映画に感謝を捧ぐ! 「BUG/バグ」

映画感謝人GHMです。

 今回はウィリアム・フリードキン監督の「BUG/バグ 」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 トレイシー・レッツの同名舞台劇をもとにして作られた本作は

変化球的な発想と凶暴性が光る異常心理映画であります。

 1990年代~2000年代における「陰謀劇の定番要素」を

 意地悪く加工したストーリーと

 恋愛劇とホラーを融合させたかのような映像表現が一体となる光景は

 私に「権力に対する批判精神と狂気が紙一重の位置にある」事を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 まさに、2000年代流「精神的怪奇映画」の一形態を

 世に示した作品であると言えるでしょう。

 「正義漢&愛情」に潜む危険要素を残酷無情な形で表現した本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。