映画に感謝を捧ぐ! 「チョコレート・ファイター」
映画感謝人GHMです。
今回はプラッチャヤー・ピンゲーオ監督の「チョコレート・ファイター」に
感謝を捧げようと思います。
母の命を救うため修羅の道を行く少女の運命を描いた本作は
身体能力を駆使するによって「アニメ&ゲーム的設定を実写化する」姿が
心地良いアクション映画であります。
タイ文化・日本流極道映画の空気+萌え系アニメーション風味のヒロイン
難病映画&家族劇の王道・香港型格闘技映画風味のアクション
タイ映画界ならではの小ネタが一堂に会する光景は
私に「人体とアクション映画の持つ可能性」の大きさと
「格闘技映画の伝統と2000年代の空気が共存可能である」事を示してくれました。
(「少女漫画のような外見と高い身体能力を合わせ持つ」主演女優ジージャーの熱演ぶり
「ハッピー・エンド」の中に哀愁をにじませた幕切れ
脇役への愛情と誠意に満ちたエンドロールが
作品の味わいを高めている点も見逃せません。)
まさに「国際化時代と趣味人魂が生んだ」「
ヒロイン系アクション映画の雄であると言えるでしょう。
壮絶なバトル・人情・マニア魂がバランス良く配合された本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。