映画に感謝を捧ぐ! 「メカニック(1972年版)」
映画感謝人GHMです。
今回はマイケル・ウィナー監督の「メカニック(1972年版)」に
感謝を捧げようと思います。
組織に仕える暗殺者と
彼の「相棒」となった青年の運命を描いた本作は
冷徹なる精神と歪んだ愛に支配されたアクション映画であります。
命に対する冷めた目線とブラック・ユーモア風味の小ネタを共有しながら
静かに進行していくストーリーと
豪快にして素朴なアクション・シーンの数々が一体となる光景は
私に「殺人を生業とする人間」の日常と
「人情と不人情が奇妙な形で共存する」感覚を同時体験する機会をもたらしました。
(主人公コンビを待つ皮肉な運命が
「サクセス・ストーリーと陰謀劇が混ざり合ったかのような空気」を生み出しいる点も
見逃せません。)
本作こそ「愛憎劇と極道映画が共存する」作品であると言えるでしょう。
M・ウィナー監督&C・ブロンソンの名コンビによる2作目の映画となる本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。