映画に感謝を捧ぐ! 「エビデンス 第6地区」

 映画感謝人GHMです。

 今回はハウィー・アスキンス監督の「エビデンス 第6地区」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 

 山中でドキュメンタリーを作る男女の運命を描いた本作は

 2010年代の空気を感じさせる実録系ホラー映画であります。

 一般人による「ドキュメンタリー映像」と

 映像&物語作りのプロによる「作品」が奇妙なバランスで融合する光景は

 私に、インターネットの発展が「映像発信の可能性を広げた」ことと

 「虚と実の距離感を歪めた」ことを痛感する機会をもたらしました。

 (後半の「超加速的映像」と「謎の答えを明かさない幕切れ」が

 2010年代の世界を覆う空気を象徴している点も見逃せません。)

 まさに「インターネット時代ならではの恐怖に包まれた」ホラー映画であると言えるでしょう。

 前半と後半の「壮絶なる格差」が

 2010年代特有の「恐怖」を感じさせる本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。