映画に感謝を捧ぐ! 「コードネーム・イーグル」

映画感謝人GHMです。

 今回はシリオ・H・サンティアゴ監督の「コードネーム・イーグル」に

 

 感謝を捧げようと思います。

 

 テロリストに誘拐された政治家を救うため敵地に乗り込んだ

 米&フィリピン軍特殊部隊の活躍を描いた本作は

 R・コーマン流映画技法とフィリピンの地勢が生んだ

 軽量アクション映画であります。

 各種アクション映画&戦争映画の長所を拝借するしたたかさと

 「見せたいもの」に全勢力を注ぎ込む潔さに満ちあふれたストーリー

 最新鋭のSFX&CGに依存せず、火薬・血糊・肉体を駆使する

 伝統的手法と現地ロケによって作られた

 「豪快にして微笑ましい」アクション・シーンの数々

 極限までに記号化されたキャラクター・定番商品ムード漂う音楽が

 一体となる光景は

 私に「賞や評論家を気にすることなく生み出された映画」ならではの親近感と

 昨今の映画では珍しくなった「肉体を刺激する戦闘場面」の醍醐味を

 堪能する機会をもたらしました。

 (男女間のロマンスを廃し、男の絆を描くことに徹する精神が

 アクション映画としての純度を高めている点も見逃せません。)

 まさに「大衆食堂型アクション映画」の雄と呼ぶにふさわしい

 

 作品であると言えるでしょう。

 ホラー映画顔負けの残酷描写・誇大広告すれすれの「ハッタリ感」あふれる宣伝技

 あらゆるアクション要素を網羅しようという貪欲さが冴え渡る本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。