映画に感謝を捧ぐ! 「海底王キートン」

 映画感謝人GHMです。

 今回は バスター・キートン&ドナルド・ クリスプ監督の「海底王キートン」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 B・キートン扮する御曹司と富豪令嬢の奇妙な冒険を描いた本作は

 奇襲的なストーリーと正統派の冒険アクションが一体となった作品であります。

 シリアスな陰謀劇~恋愛劇~海洋冒険活劇&海戦映画という奇妙な道程を

 スリルと笑いの平衡感覚を失うことなく進むことを可能にした

 スタッフ&キャスト陣の体力・発想力・技術力は

 

 私に「論理性・整合性を気にする事なく作品世界に酔いしれる」感覚と

 「深刻な状況をユーモラス且つパワフルに乗り切っていく」醍醐味に触れる機会をもたらしました。

 (映画史上まれに見るほどの「豪快さ」を誇るハッピー・エンドへと

 着地している点も見逃せません。)

 まさに、変化球系「怪我の功名映画」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 サスペンス映画とは異なる形の「先の読めないストーリー」と

 大衆向け娯楽要素をことごとく網羅しようという貪欲さにあふれた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。