映画に感謝を捧ぐ！ 「ザ・ハンティング」

映画感謝人ＧＨＭです。

　今回はキオニ・ワックスマン監督の「ザ・ハンティング」に

　感謝を捧げようと思います。

　強盗団の内部抗争に巻き込まれた父娘の運命を描いた本作は

　軽量映画的加工術によって生を受けた山岳アクション映画であります。

　「ランボー」・「コマンドー」・「クリフハンガー」等の持ち味を融合させた素材に

　ホラー映画的タフネス＆残酷描写・犯罪映画的心理戦を調味料として加える事によって

　１本のアクション映画を創造しようという試みは

　私に「８０～９０年代アクション映画」に対する愛情を呼び覚まされる感覚と

　集団犯罪における「チームワーク維持」の難しさを目の当たりにする機会をもたらしました。

　（小物臭あふれる悪役陣と

　壮絶なる闘い～ホームドラマ的幕切れという流れが

　ある種のブラック・ユーモアを感じさせる点も見逃せません。）

　まさに「懐メロ＆集団犯罪論的アクション映画」であると言えるでしょう。

　複数要素をパズルのように組み合わせていく手法が

　マニア心を揺さぶる本作と

　生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を！！！。