映画に感謝を捧ぐ! 「ショート・サーキット」
映画感謝人GHMです。
今回はジョン・バダム監督の「ショート・サーキット」に
感謝を捧げようと思います。
戦闘用ロボット「ナンバー5」の奇妙な冒険を描いた本作は
娯楽系のスリル・ユーモア・技術力に包まれたSF映画であります。
漫画的ユーモアのあるロボット造形
ロボットに「人間味」を与える事を可能にした特殊効果&声の演技
活劇的且つ和やかな雰囲気の中に「反戦メッセージ」を宿したストーリー
王道的でありながらも喜劇性を持ったアクション・シーン
バランス良く配合された「映画的小ネタ」の数々が一体となる光景は
私に「SF・逃亡アクション・人情コメディ・社会派作品」を同時体験する感覚を
もたらしました。
(「人の死によるスリル&感動の誘発」を封印する理性と
西部劇とスパイ映画を融合させたかのような幕切れが
作品の爽快感を高めている点も見逃せません。)
まさに「80年代流SF童話」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。
TV文化の味わいと「冷戦構造」に対する危機意識より生まれた本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。