映画に感謝を捧ぐ! 「サンタフェ」

  映画感謝人GHMです。

 今回はアーヴィング・ピシェル監督の「サンタフェ」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 ジェームズ・ヴァンス・マーシャルの小説をもとにして作られた本作は

 1924年の映画「アイアン・ホース」の精神を

 娯楽色あふれる形で継承した西部劇であります。

 戦争が社会にもたらす「精神的ダメージ」と

 「鉄道」がアメリカ社会に与えた影響を

 娯楽西部劇の定番要素を網羅しながら描くという軽業的挑戦は

 私に「反戦映画・史劇・アクション映画を同時に鑑賞する感覚」を

 もたらしました。

 

 まさに「アメリカ&鉄道礼賛系おとぎ話」の究極形態と

 呼びたくなる作品であると言えるでしょう。

 アメリカ史上屈指の「過渡期」を

 怪物的な軽やかさと滑らかさで描いた本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。