映画に感謝を捧ぐ! 「ビンゴ!」

 映画感謝人GHMです。

 今回はマシュー・ロビンス監督の「ビンゴ!」に

 感謝を捧げようと思います。

 

 元サーカス犬「ビンゴ」の奇妙な運命を描いた本作は

 マニア性とエンターテインメント精神が絶妙のバランスで配合された

 動物映画であります。

 映画界が長年にわたって育んできた「娯楽要素」を総動員し

 「ファミリー映画」として楽しめるレベルのスリル・サスペンス

 感動を保ち続ける平衡感覚と

 動物たちの「サイレント風演技」を有効活用する技術力によって加工することによって

 1本の映画を生み出すという娯楽的サービス精神&戦術性は

 私に「子供たちに娯楽映画の魅力を伝えたい」と願う人々の思いにふれ

 映画を見始めた頃の心に立ち返る機会をもたらしました。

 (人間の持つ「良心」に対する信頼に満ちあふれた幕切れが

 シリアスな感動作とは異なる感動を生み出している点も見逃せません。)

 まさに「娯楽映画への扉」を開く作品の1形態を体現した

 作品であると言えるでしょう。

 映画全体を覆う「安定感と優しさ」が心地良い本作と

 生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。