映画に感謝を捧ぐ! 「文化生活1週間」
映画感謝人GHMです。
今回はバスター・キートン&エディ・クライン監督の「文化生活1週間」に
感謝を捧げようと思います。
新婚夫婦の奇妙な1週間を描いた本作は
サイレント喜劇史上屈指の「贅沢さ」を持った作品であります。
「組み立て式の家」というSF的着想・パズルゲーム&冒険活劇的な建築シーン
身近な小道具・舞台・身体能力を駆使した「コント的な笑い」
突如として訪れる「パニック・ムービー描写」
ロボットアニメ的な「家」のデザイン・さりげなく挿入された「社会風刺の香り」が一体となる光景は
私に「約20分で複数の映画を鑑賞する」感覚と
「文化生活」の裏に潜む危険性を目の当たりにする機会をもたらしました。
(無責任でありながらも憎めない雰囲気を持った幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「ジャンル融合型サイレント喜劇」と呼びたくなる作品であると言えるでしょう。
各種娯楽要素を合体させることによって
後年の格闘技映画・冒険映画・喜劇に対する「道しるべ」となった本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。