映画に感謝を捧ぐ! 「ドローン・ヴァイルス」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はデイモン・オースティン監督の「ドローン・ヴァイルス」に
感謝を捧げようと思います。
ジェラルド・クラークの原作をもとにして作られた本作は
奇襲的な作風に彩られた医療サスペンスであります。
大企業の隠蔽体質を暴く社会派要素と
サイバー・テロとの闘いの間を彷徨うストーリー&演出は
私に「思わせぶり」の醍醐味・医療ビジネスの内幕
閉鎖空間における人間心理を表現する技法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(勧善懲悪的でありながらも「犯罪スキルに長けた人間の勝利」を
感じさせる幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「陰謀要素混合系医療サスペンス」と呼びたくなる
一作であると言えるでしょう。
段階的に高まっていくスリルと
企業陰謀劇の方程式を逆手に取った作劇法が冴え渡る本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。