映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・ハリケーン(1997年版)」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はディック・ローリー監督の「ザ・ハリケーン(1997年版)」に
感謝を捧げようと思います。
デボラ・スカリング・キーリー&メグ・ヌーナンの実話系小説
「ALBATOROSS」をもとにして作られた本作は
青春映画と災害映画の特性が融合した
異色の実話系映画であります。
恋愛映画的人間模様&ホラー映画的性格のキャラクターと
海洋パニック映画の王道&サメ映画要素の2コンビを
融合させるという試みは
私に「美男美女のロマンスが状況を悪化させる」光景と
危機的状況に置ける「現実的対応」と
娯楽的盛り上げを両立させることの難しさを
目の当たりにする機会をもたらしました。
(無意識のうちに?英雄礼賛精神&個人主義に警鐘を放つ
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「青春映画風災害映画」の静かなる堅実作であると
言えるでしょう。
災害映画とホラー映画・実録と娯楽的王道
冒険心と無謀さの類似性を世に示した本作と
生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。