映画に感謝を捧ぐ! 「デッドハント」 (2015年)

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョシュ・C・ウォーラー監督の「デッドハント」に  感謝を捧げようと思います。
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2016-08-03

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   南米で活動する伝道師の犯罪を目撃したために  命を狙われた女性記者の運命を描いた本作は  重苦しさと能天気さが共存する巻き込まれ映画であります。  危機に対応するため  社会派からアクション派へと転じるヒロイン  過剰なまでに能弁な敵将  チームワーク&冷静さに恵まれない敵兵  森林系アクション&ホラー映画の定番に  様々な情報を加える事によって生を受けた  ストーリー&映像が一体となる光景は  私に、社会派要素と娯楽アクションを共存させる事の難しさと  映画作りにおける「情報管理」の大切さを  目の当たりにする機会をもたらしました。  (アクション映画から社会派映画に  方向転換したかのような「敵将の最期」が  勧善懲悪的爽快感と後味の悪さが混ざったかのような  感触をもたらしている点も見逃せません。)  まさに「重量級暇つぶし映画」と呼びたくなる  怪作であると言えるでしょう。  1本のアクション映画内において  「ランボー」と「キリング・フィールド」がせめぎ合うという  怪現象に遭遇させてくれた本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。