映画に感謝を捧ぐ! 「背高きテキサス人」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はエルモ・ウィリアムズ監督の「背高きテキサス人」に  感謝を捧げようと思います。
背高きテキサス人 [DVD]
ブロードウェイ
2015-07-03

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 駅馬車エル・パソを目指す人々の運命を描いた本作は  和やかさと奇策に満ちた西部劇であります。  「駅馬車」と「黄金」を融合させたストーリー&演出、キャラクター造形が  軽妙且つ緩やかに進行していく光景は  私に「アクション重視の西部劇」と「犯罪映画的人間模様」を  組み合わせることによって生じる科学反応と  笑いを目的としない「パロディ」の醍醐味を    目の当たりにする機会をもたらしました。  (様々な謎を曖昧化したまま訪れる「ハッピー・エンド」を通じて  「命」が黄金&真実以上の宝物であるという  メッセージを発している点も見逃せません。)  まさにJ・フォード&J・ヒューストン監督の強豪作を受け継いだ  「リサイクル系群像西部劇」の雄と呼ぶにふさわしい  軽量級作品であると言えるでしょう。  暇つぶし規模の枠内において  道中系から「富」を巡る人間模様へと転じ  対先住民アクションへと移行するという  離れ業に挑んだ本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。