映画に感謝を捧ぐ! 「ターミネーター2525」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はアンドリュー・ベルヴェア監督の「ターミネーター2525」に    感謝を捧げようと思います。
ターミネーター2525 LBXC-501 [DVD]
エー・アール・シー株式会社
2014-02-28

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 脱走したクローン人間の捕獲を依頼された  男女コンビの運命を描いた本作は  マニア性と省エネ精神の赴くままに突き進むSF映画であります。  SF映画にありがちな要素を詰め合わせ  静かに進行するストーリー  SF映画史上屈指の「緩慢さ」に彩られた戦闘シーン  SF系ジャパニメーションの香りを感じさせるヒロイン造形  軽量級ポルノ感漂う衣装&お色気シーン  TVゲーム色満載の映像が一体となる光景は  私に「ターミネーターブレードランナー」が  映画界に与えた影響の一端と  「笑いを目的としない&スピード感を抑制する」パロディを生み出すという  大いなる実験に立ち会う機会をもたらしました。  (便乗商品戦術とハッタリ精神を余すところなく発揮する邦題と  悪霊系ホラー的シチュエーションを  テクノロジーSF的に表現した「決着の付け方」と  なっている点も見逃せません。)  まさに「趣味人&低速系SF映画」の称号にふさわしい  珍作であると言えるでしょう。  宇宙、テクノロジー、超能力、陰謀を継ぎ合わせ  ポルノ&アニメ風味を添えることで生を受けた物語&映像が    淡々と進行することによって    鑑賞者の突っ込み力&忍耐力を鍛えてくれる本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。