映画に感謝を捧ぐ! 「オペレーション・ダンケルク」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はニック・ライオン監督の「オペレーション・ダンケルク」に  感謝を捧げようと思います。  ドイツ人科学者の回収を命じられたイギリス軍兵士5人の  運命を描いた本作は  清々しいほどの「男児&小規模映画会社気質」に心和まされる戦争映画であります。  便乗商品風味満載の題名  「プライベート・ライアン」を軽量化し  1980年代風味を添えたストーリー  戦争ごっこ+TVゲーム感満載の戦闘描写が一体となる光景は  私に「歴史&話題作」のアサイラム的活用法と  「活劇系戦争映画」の法則に基づいた作劇法の  一端を目の当たりにする機会をもたらしました。  (アメリカ映画界に宿る「西部劇文化」を体現するかのような  決着の付け方となっている点も見逃せません。)  まさに「軽量級サバイバル・ゲーム型戦争映画」の雄と呼ぶにふさわしい  作品であると言えるでしょう。  便乗商品映画の雄「アサイラム」の魂  冒険活劇系戦争映画の伝統  映画史における「ナチス」の万能性が融合し  歴史の隙を巧みに突いた「アトラクション・ムービー」となった本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。