映画に感謝を捧ぐ! 「サドンデス(2013年版)」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジョシュ・C・ウォーラー監督の「サドンデス(2013年版)」に  感謝を捧げようと思います。
サドンデス [DVD]
アルバトロス
2014-05-02

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by サドンデス [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル
 謎の組織によって闘いを強要された    女性たちの運命を描いた本作は  貪欲にして素朴な格闘技映画であります。  女性たちと「殺人ゲーム」を組み合わせて  暴力・お色気・反権力を網羅しようという貪欲さ  同じアクション&交流を少しずつ加工し  繋いでいくことによって物語を進める省力化精神  残酷描写へのこだわり  状況説明を徹底的に省略する潔さが一体となる光景は  私に「暴走する男性的欲求&TVゲーム感覚」の一形態と  ホラーとアクションを繋ぐ「見えない絆」の存在を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (悲劇的でありながらも「継続化への思い」を感じさせる  不思議な幕切れとなっている点も見逃せません。)  ある意味本作は「戦闘系女性映画」の作り手たちの  心に潜む感情を暴き出す  過激な珍作であると言えるでしょう。  娯楽的サービス精神の赴くままに進みながら  娯楽的爽快感を拒否するという  離れ業に挑んだ本作と  生きて映画を見ることの出来る幸せに深い感謝を!!!。