映画に感謝を捧ぐ! 「スピーシーズ3 禁断の種」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はブラッド・ターナー監督の「スピーシーズ3 禁断の種」に
感謝を捧げようと思います。
1995年の映画「スピーシーズ 種の起源」を
もとにして作られた人気シリーズの3作目となる本作は
「スピーシーズ」の神話化を感じさせる作品であります。
「スピーシーズ」的エロ&残酷さを維持しつつ
ドラマ性を強化しようという試みによって創造された
ストーリー&演出、キャラクター造形は
私に「ポルノ&残酷趣味」と物語性の共存と
科学者&生物の本能がもたらす「狂気」に対する
対処法の結果をモンスター映画的に表現する技法の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(人工生命体と人間の融和を描きつつ「不穏さ」を残した
幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「スピーシーズ」シリーズの分岐点を感じさせる
作品であると言えるでしょう。
青春映画風味とホラー&ポルノ風味を融合させることによって
「スピーシーズ」を新たなる領域へと導いた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。