映画に感謝を捧ぐ! 「レリック」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はピーター・ハイアムズ監督の「レリック」に  感謝を捧げようと思います。  ダグラス・プレストン&リンカーン・チャイルドの  同名小説をもとにして作られた本作は  「娯楽映画のるつぼ」風味満載のモンスター映画であります。  P・ハイアムズ監督ならではのアクション映像技  ホラー+怪獣映画的モンスター造形  米ドラマ的女性博士&刑事造形  サスペンス&SF的捜査過程&特殊効果が一堂に会する光景は  私に「活劇性と怪奇性のせめぎ合い」と  大作映画的作劇法&映像テクノロジーと  小規模映画的作家性の共同戦線一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (万事解決のハッピー・エンドとシリーズ化への意欲が  静かに並び立つかのような幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「娯楽サービス混合型モンスター映画」の一翼を担う  作品であると言えるでしょう。  軽量級アクションやSF大作で名を成した人々が手を結び  自分たちの得意技にホラー要素を挿入することによって生じる  科学反応を堪能させてくれた本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。