映画に感謝を捧ぐ! 「愛犬とごちそう」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はパトリック・オスボーン監督の「愛犬とごちそう」に  感謝を捧げようと思います。  食欲旺盛な犬と彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は  単純でありながらも多彩な顔を持ったアニメーション映画であります。  アクション映画的躍動感と喜劇的アイデア性に包まれた「犬の食生活」から  ラブ・コメディ&ホームドラマへと急転換するという  離れ業に挑んだストーリー&演出は  私に「犬に関する知識」と「食事の持つドラマ&コメディ性」が  融合することによって生じる科学反応と  「非サスペンス系どんでん返し」の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (感動誘発系ハッピー・エンドと見せかけて  活劇+喜劇系へと急転換する幕切れと  なっている点も見逃せません。)  まさに「食事喜劇」の一翼を担う豪快作であると言えるでしょう。  アニメーション的デザイン&動きの醍醐味と  犬&食事に対するこだわりが冴え渡る本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。