映画に感謝を捧ぐ! 「激突!電撃戦車戦Ⅱ 熱砂の攻防」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はカール・フィッシャー監督の  「激突!電撃戦車戦Ⅱ 熱砂の攻防」に感謝を捧げようと思います。  記録映像シリーズ「激突!電撃戦車戦」の  第2章となる本作は  続編映画的戦術性を感じさせる記録映像であります。  前作に宿る「戦車マニア魂」を継承しつつ  軍事と政治の関係&自然が歴史に与える影響を写し出していくという試みは  私に「第2次大戦期のアフリカ&ロシア事情」  「娯楽映画的作戦名&敵への呼称」が生み出すブラック・ユーモア+恐怖  スケール感拡大と作品精神防衛の均整を保つ手法の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  まさに「政治&軍事論+戦車講座系戦争ドキュメンタリー」の一翼を担う  一作であると言えるでしょう。  「人命&戦術よりも政治的配慮+思惑が優先されてしまう」恐ろしさと  自国の武勇伝に溺れず、多角的に戦争を見つめることの  重要性&難しさを体現した本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。