映画に感謝を捧ぐ! 「パープル・レイン」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアルバート・マグノーリー監督の「パープル・レイン」に
感謝を捧げようと思います。
歌手「キッド」と彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
1983年の映画「フラッシュダンス」の流れを汲みつつ
アーティスト・ファン向けサービス精神を強化することによって
生を受けた音楽映画であります。
主演男優「プリンス」と仲間たちによる挿入歌の合間に
アーティスト系サクセス・ストーリーの王道に即した
エピソードを挿入するという手法に即した
ストーリー&演出は
私に「ライブ技法と映画的表現法の共同戦線」と
「キャラクター商品的映画作り」の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ショー・タイム的クライマックスを維持しながら幕切れを迎えられるよう
配慮されている点も見逃せません。)
まさに「ライブ系音楽映画」の雄と呼ぶにふさわしい
作品であると言えるでしょう。
アイドル映画的サービス精神とMTV技法の究極形態を
目指して猛進する姿に心打たれる本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。