映画に感謝を捧ぐ! 「パープル・レイン」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はアルバート・マグノーリー監督の「パープル・レイン」に  感謝を捧げようと思います。
プリンス/パープル・レイン [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ
2013-11-06

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 歌手「キッド」と彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は  1983年の映画「フラッシュダンス」の流れを汲みつつ  アーティスト・ファン向けサービス精神を強化することによって  生を受けた音楽映画であります。  主演男優「プリンス」と仲間たちによる挿入歌の合間に  アーティスト系サクセス・ストーリーの王道に即した  エピソードを挿入するという手法に即した  ストーリー&演出は  私に「ライブ技法と映画的表現法の共同戦線」と  「キャラクター商品的映画作り」の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (ショー・タイム的クライマックスを維持しながら幕切れを迎えられるよう  配慮されている点も見逃せません。)    まさに「ライブ系音楽映画」の雄と呼ぶにふさわしい  作品であると言えるでしょう。  アイドル映画的サービス精神とMTV技法の究極形態を  目指して猛進する姿に心打たれる本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。