映画に感謝を捧ぐ! 「ア・フィルム・アバウト・コーヒー」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はブランドン・ローパー監督の  「ア・フィルム・アバウト・コーヒー」に感謝を捧げようと思います。  「コーヒー」を題材にして2014年に作られた本作は  社会性と芸術性が融合したドキュメンタリー映画であります。  絵画的魅力とアクション映画的技巧を兼ね備えた映像  史劇の香り漂う音楽  クールさの中に「コーヒー」への思いを宿す語り口が一体となる光景は  私に「芸術家精神と社会派&庶民精神の融合」がもたらす科学反応  「飲食文化の持つスケール感」    「コーヒー目線の世界史」の一端を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (「コーヒー」に関わる人々の思いが  静かに結集した幕切れとなっている点も見逃せません。)  まさに「飲食物系教材映画」の軽量なる強豪作であると言えるでしょう。  「コーヒー」に宿る歴史&人々の思いを  娯楽作品と記録映像の手法を組み合わせて写し出す本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。