映画に感謝を捧ぐ! 「ゾンビの秘宝」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はA・M・フランク(ジェス・フランコ)監督の  「ゾンビの秘宝」に感謝を捧げようと思います。  砂漠のオアシスに潜む600万ドルの金塊を探し求める人々の運命を描いた本作は  超自然的魅力に溢れたゾンビ映画であります。  積載過多感&緩やかさ満載のストーリーの中で  戦闘シーン、ポルノ的性描写、ゾンビ造形が  光り輝く光景は  私に「見せ場以外は極限まで省力化する」映画作りの醍醐味と  「珍作&怪作に潜む長所を発見する」楽しさの一端を  堪能する機会をもたらしました。  (「青春映画系ハッピー・エンド」風の装飾を施すことによって  未解決の問題&悲劇性を覆い隠す  豪快さを持った作品であるという点も見逃せません。)  まさに「俗物系+継ぎ接ぎ系ホラー」の一翼を担う  怪物的作品であると言えるでしょう。  陰鬱且つ緩慢な状況の中で微かに光る  「男性向け娯楽的魅力」が  他作品とは一味違う心地よさを感じさせる本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。