映画に感謝を捧ぐ! 「トゥームインベーダー」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はジェームズ・H・トーマス監督の「トゥームインベーダー」に    感謝を捧げようと思います。  考古学者「アリー・チャニング」と  彼女を取り巻く人々の運命を描いた本作は  「アサイラム気質」の赴くままに突き進む冒険活劇であります。  便乗商品精神を余すところなく発揮する題名  既視感&出たとこ勝負感満載のストーリー  TVゲーム+アトラクション風味全開の映像&アクション・シーン  倹約&コミック的キャラクター造形が  緩やかに進行する光景は  私に「小規模映画界の生存戦術」・「話題作&東洋文化の効能」  「男児系コミック+TVゲームの文化史的影響力」  「スリル&サスペンス+悲劇と笑いを結ぶ絆」の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (勧善懲悪の爽快感&映像的盛り上げ感よりも  ブラック・ユーモア感が印象深い「悪漢の最期」も見逃せません。)  まさに「軽量級女系冒険活劇」の歴史に輝く  緩やか系珍作であると言えるでしょう。  アサイラム的ビジネス戦術+サービス精神と  暇つぶし系アトラクション的CG技術が荒れ狂う本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。