映画に感謝を捧ぐ! 「生体兵器 アトミックジョーズ」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。  今回はダニエル・グロドニック監督の「生体兵器 アトミックジョーズ」に  感謝を捧げようと思います。
生体兵器アトミックジョーズ [DVD]
ARC
2009-11-24
デディー・ファイファー

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 政府の極秘計画「青い悪魔」に関わる  人々の運命を描いた本作は    サメ映画史上屈指の「笑撃性」を目指して突き進む  世紀の珍作であります。  サメ映画&モンスター系SFの定番に即しつつ  穏健&ユーモラスに進行するストーリー&演出  陽気な色彩、節約感溢れるサメ造形が一体となる光景は  私に、サメ映画の持つ喜劇的可能性と  大作映画的状況の小規模映画的加工術の  一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。  (格好良さと滑稽さが絡み合う「悪漢&サメの最期」も見逃せません。)  まさに「SF系サメ喜劇」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。  「遺伝子操作で改造されたサメの暴走&軍幹部による陰謀に立ち向かう」  というシリアスな状況を  残酷描写や殺人場面を抑制し、ユーモア重視で描くという  大胆不敵な実験に挑んだ本作と  生きて映画を見ることのできる幸せに深い感謝を!!!。