映画に感謝を捧ぐ! 「ザ・タンク」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。    今回はケリー・マディソン監督の「ザ・タンク」に  感謝を捧げようと思います。
ザ・タンク [DVD]
ブロードウェイ
2018-06-06

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト
 火星探査のために集められた  宇宙飛行士チームの運命を描いた本作は  映画技法的チームワークで勝負するSF映画であります。  強引且つ淡々と進む映像&物語を  記録映像方式、回想場面の有効活用  ストーリー展開の効率化によって補強するという試みは  私に閉塞感溢れる状況に「娯楽的魅力」を与えようと  奮闘する人々の勇姿と  閉鎖系サスペンスと宇宙系SFを結ぶ「絆」の一形態を  目の当たりにする機会をもたらしました。  (神秘的且つ情のあるハッピー・エンドによって  様々な問題を隠蔽する幕切れを通じて  組織的情報戦術の一端を世に示している点も見逃せません。)  まさに「空間限定型+記録映像風SF」の一翼を担う    作品であると言えるでしょう。  SF要素、災害映画要素、ドキュメンタリー要素が  静かに絡み合う本作と  生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。