映画に感謝を捧ぐ! 「地獄の銃火」

 映画弁護人GHM(西村哲也)です。

 今回はR・G・スプリングスティーン監督の

 「地獄の銃火」に感謝を捧げようと思います。

西部劇 パーフェクトコレクション ガンスモーク DVD10枚組 ACC-097
西部劇 パーフェクトコレクション ガンスモーク DVD10枚組 ACC-097

 教会建設を目指す賭博師「ゼフ」と

 妹を捜す女性ガンマン「ドール」の運命を描いた本作は

 西部劇史上屈指の「軽業性」を持った作品であります。

 娯楽映画要素と宗教映画要素、アクションとラブ・コメディ

 銃撃戦と心理戦が共存する

 ストーリー&演出、キャラクター造形は

 私に、生真面目さと能天気さのせめぎ合いと

 活劇性と人情味の均整を保つ技法の一形態を

 目の当たりにする機会をもたらしました。

 (アクション映画風味と癒し系映画風味を

 つなぎ合わせる事によって

 ハッピー・エンドと悲劇が混ざり合ったかのような

 幕切れとなっている点も見逃せません。)

 まさに「道中&宗教系西部劇」の一翼を担う

 作品であると言えるでしょう。

 軽量級西部劇の枠内において

 暴力性、教訓性、喜劇性が複雑に絡み合う本作と

 生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。