映画に感謝を捧ぐ! 「ミミック2」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
感謝を捧げようと思います。
ドナルド・A・ウォルハイムの小説「擬態」をもとにして作られた
人気シリーズの2作目となる本作は
軽量級モンスター映画魂を体現する続編映画であります。
SF的ハッタリを抑制し、モンスターの持ち味、空間限定アクション風味
ホラー的残酷描写を増幅させる事によって
生を受けたストーリー&演出は
私に「モンスターを魅了してしまったヒロイン」と
彼女に関わった男たちの悲劇と
「ホラー映画的ビジネス&神話化戦術」の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(ホラー映画と恋愛悲劇が入り交じったかのような
雰囲気を放つ幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに、軽快&見世物的にして皮肉の効いた
「ミミック第2章」であると言えるでしょう。
昆虫的能力&特徴、モンスター的武力
野性的な愛情を兼ね備えた存在へと変異した「ユダの血統」と
知性派から武闘派への転身を遂げたヒロインの勇姿が
「ミミック」を神話の領域へとを誘う姿に圧倒される本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。