映画に感謝を捧ぐ! 「超速大陸争覇」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はアーサー・ルービン監督の「超速大陸争覇」に
感謝を捧げようと思います。
ジョン・ウェイン ベストセレクション ゴールドボックス (ケース付)セット [DVD]
バス運転手から運送屋となった男「ビフ」と
彼を取り巻く人々の運命を描いた本作は
娯楽映画的サービス精神が荒れ狂う
驚愕の珍作であります。
TVドラマ規模のスケール感の中で
様々な娯楽要素を取り込み
出たとこ勝負的に進行するストーリー&演出は
私に、いかなる状況にあっても「己の思い」を
貫き通す男がもたらす爽快感&恐怖と
スリル&サスペンス、ユーモア、人情を
バランス&論理性の枠に捕らわれることなく
つなぎ合わせる映像技&作劇法の一形態を
目の当たりにする機会をもたらしました。
(「男たちを鼓舞する」テクニックと驚異的な幸運によって
あらゆる問題を解決しハッピー・エンドをもぎ取る
主人公に圧倒される幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「運搬系カーレース映画」の一翼を担う作品であると言えるでしょう。
暇つぶし映画的サービス精神&ハッタリ精神の赴くままに暴走しつつ
後年の「恐怖の報酬」などに通じる道を切り開くという
離れ業を成し遂げた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。