映画に感謝を捧ぐ! 「美しき生首の禍」
映画弁護人GHM(西村哲也)です。
今回はジョセフ・グリーン監督の「美しき生首の禍」に
感謝を捧げようと思います。
外科医「ビル・コートニー」と婚約者「ジャン」の
運命を描いた本作は
様々な思いが交錯する怪奇映画であります。
科学者的大義名分と狂気、愛と憎しみ
美男美女とモンスター、見世物的残酷描写と哀愁が
複雑且つ効率的に絡み合うストーリー&演出は
私に「ロマンスとサスペンス&ホラーを結ぶ絆」と
「倫理観&自制心を喪失した正義漢&テクノロジー」がもたらす惨劇の
一形態を目の当たりにする機会をもたらしました。
(モンスター映画的インパクトと愛憎劇的狂気&悲劇性に
彩られた幕切れとなっている点も見逃せません。)
まさに「見世物+文学+教訓系怪奇映画」の一翼を担う
作品であると言えるでしょう。
科学&恋人に対する歪んだ純愛、愛と怒りのせめぎ合い
暇つぶし映画+見世物映画的サービス精神に包まれた本作と
生きて映画を観ることのできる幸せに深い感謝を!!!。